2023年7月23日
ホコリが火災の原因に?!
前回の記事に書きましたように、ハウスダストは様々な病気を誘発する原因の一つになります。ハウスダストの正体は、人間のフケ、花粉、ダニの死骸やフン、カビなどを含むホコリです。さらに怖いことは、ホコリをそのまま放置していると、火災の原因にもなりえることです。特に、ゴミ屋敷や長年空き家になっている状態の場合は早急になんとかしなくてはならないのではないでしょうか。
そこで今回は、なぜホコリが火災につながるのか、また、それを防ぐためにはどういったことに気をつけたらよいのか、まとめてみたいと思います。
●なぜホコリが火災につながるのか
ホコリのたまりやすい場所として、タンスや本棚などの家具、冷蔵庫やテレビなど電気製品の裏側があります。特に、ホコリはコンセントと電気プラグを長期間差しっぱなしの状態にしているとその間にもたまっていきますが、これが危険なのです。
コンセントと電源プラグの間にたまったホコリは湿気を吸収すると、放電し火花が出ることがあります。これを「トラッキング現象」と呼びますが、火災はこのトラッキング現象が原因で発生します。
周囲にカーテン、カーペットなどの燃えやすい布製品があると、たちまち燃え広がります。
トラッキング現象は、たとえ電気製品のスイッチをOFFにしていても、プラグがコンセントに差してあるだけで発生することがあるようです。
なお、東京消防庁によると、令和3年に発生した火災の原因の35.6%が電気による火災だったというデータがあります。トラッキング現象はそうした火災の原因の一つです。
(参考:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/camp/2022/202208/camp3.html)
●火災を防ぐために
まず、火災を防ぐためにゴミをためない、掃除を小まめに行い、ホコリを除去することが大切ですが、ここでは、さらに、日常生活で心がけるべきことをまとめてみたいと思います。
(1)長期間使用していない、または使用頻度の少ない電源プラグは外しておく。
(2)ホコリよけのためにコンセントキャップ、プラグカバー、トラッキング防止機能付き電源タップなどを利用する。
ホームセンターやアマゾンで手に入れることができます。
(3)必要以上にタコ足配線を使わない。
コンセントと電源プラグとの接点が増える分、ホコリのたまる箇所が増えます。
(4)室内の湿気に注意する。
6月から9月にかけての、湿度の高い時期は、ホコリが湿気を吸収しやすいので特に要注意です。エアコンや除湿機を使うことで適度な湿度に保つことが肝心です。
(5)空気清浄機を使う。
ホコリは部屋の外からも侵入してきます。換気する際に、空気清浄機を窓際に置いてみるのも対策の一つとなります。
ゴミ屋敷、空き家に限らず、普通のお部屋でも、家具、家電、そしてコンセント周辺にホコリがたまっていたり、また、お引越しや家具を隣の部屋へ移動する時に、ホコリが綿のように固まっていたりするケースが往々にしてあります。
久しぶりにご自身でお部屋を掃除する時、想定していた以上のホコリの多さに閉口する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
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