2024年4月2日
介護施設へ入居のタイミングを生前整理を考えるきっかけに
生前整理とは自身の死後に遺されたご家族の負担を考慮し、所有している資産や家財の整理を行うことを言います。
ご自身で自発的に行う整理といった意味合いにも聞こえる反面、必ずしもご本人だけで完結できるものとは限りません。
代表的な場面の一つに「介護施設のご入居」が挙げられ、ご本人様だけでなく時にはご家族の協力も必要となります。
介護施設のご入居のタイミングを生前整理のきっかけにする工夫についてご紹介します。
●まずは気負わず、冷静に
生前整理と言ってもやるべきタスクをリストアップするだけで途方もなく感じてしまいます。
「介護施設のご入居」において、最初に取り組みやすい整理は「モノの整理」と言えます。
一般的に介護施設へ入居する際は、持ち込み可能な範囲で持ち物を抑えることが求められます。
あくまでも「持ち込み可能な範囲」ですので、持ち込むものを決める段階では大袈裟な断捨離をする必要性は少ないと思われます。
まずは、ご本人様が持ち込みたいモノ(大切にしているもの)を知ることがスタートとなります。
●持ち込めないものはどうする?
持ち込みたいモノをリストアップしても全て持ち込めるとは限りません。
施設に持ち込めないモノについては段階的に整理する必要があります。ここで初めて断捨離の出番となります。
例えば、衣服・寝具・食器類などは極端に使用頻度が減ることになります。
これらについては一定の保留期間を設けて譲渡する、処分するといった判断を進めます。
これは保管場所となる持ち家や賃貸契約の有無により、判断に使える期間は左右されます。
各自のご事情に合わせて、必要・不要の順位付けや保管期間の設定を行います。
できる限りご本人様のご意向を尊重して進めることで、処分中や処分後のトラブルを避けることに繋がります。
●最終的な処分は?
譲渡や売却するモノ以外は、最終的に処分することになります。
具体的な処分方法は「自治体の回収に出す」「不用品回収業者に依頼する」の大きく2つに分かれます。
自治体の回収に出す方法は一番シンプルで安価な方法と言えます。
各自治体のルールに沿って区分し、指定の回収場所までご自身で運ぶ必要があります。
不用品回収業者に依頼する方法は、自治体の回収に比べて割高になってしまいます。
その反面、回収に来てもらえるので体力的負荷が少ないだけでなく事前のご相談でご都合に合わせた日時も決められます。
最後に、どれだけ丁寧に作業を進めていても途中で進められなくなってしまうことも考えられます。
ご本人の意向が及ばなくなってしまった場合でも、最終的な処分方法を予め決めておくと段階に応じた判断がしやすくなります。
ご紹介したようなモノの整理の進め方は、生前整理におけるほんの一例と言えます。
一見すると単なるモノの整理のように感じるかもしれませんが、
ご本人の意向を尊重しながら無理なく整理を段階的に進めていく進め方は生前整理に通ずる部分とも言えます。
家財を中心としたモノの整理をきっかけに、その他財産などの生前整理を行う際にも是非お役立てだけください。
生前整理に関するモノの処分や廃品回収のご相談は、下記までご連絡をお願いいたします。
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