2022年5月30日
供養ってどういう意味? お墓移転や仏壇処分のときに必要な閉眼供養とは
引っ越しや故人の遺品整理などをした際、仏壇はどのように処分すればいいのか迷っていませんか。仏壇はそのまま廃棄してもいいのか、供養が必要だと聞いたけれど、どのようにすればいいのかわからないという方もいるでしょう。
そこで今回は、供養の意味や仏壇の処分の方法などをご紹介します。
■「供養」とは?
供養とは、一般的に、故人の幸せを願い、祈りをささげたり、仏様にお供え物をしたりして、あの世でのご冥福を祈ることをいいます。
例えば、仏壇に手を合わせたり、お盆やお彼岸などにお墓参りをしたりすることのほか、法要の際などに、僧侶が読経を行う儀式においても供養は行われます。
きっと、いずれかの供養を行ったことがあるのではないでしょうか。
■お墓移転・仏壇処分時によく聞く「閉眼供養」とは?
供養は、仏壇を処分したり、お墓の移転・建て替えを行ったりする際にも行われています。これらのときに行われる供養のことを「閉眼供養(へいがんくよう)」と呼びます。
●閉眼供養とは?
閉眼供養は、供養の中でも、お墓の墓石や、仏壇に置く位牌等に宿っている仏様の魂を抜き、ただの石に変えるための儀式をいいます。
お墓を新しく建て替える際に、僧侶を呼んで儀式を行っているのを見たことがあるかもしれません。
開眼供養は、魂を抜くということから「魂抜き(たましいぬき)」とも呼ばれています。同様の意味合いとして「お性根抜き(しょうねぬき)」や「御霊抜き(みたまぬき)」という言葉もあります。
もし、お墓や仏壇を手放したり、廃棄したりするタイミングが訪れたなら、一般的に、この閉眼供養が行われるということを覚えておくと良いでしょう。大切なのは、魂が宿っているということを知り、大切に扱う心を持つことです。
■仏壇を処分するときに知っておきたいこと
もし仏壇を処分されたいとお考えの場合、供養はどこに頼めばいいのか、供養した後はどう処分するのかなど、迷うこともあるでしょう。さまざまな処分方法がありますが、弊社ニシダサービスでは、仏壇の処分をお引き受けしています。
弊社では仏壇自体には魂が入っていないという考えを持っており、供養をせずに通常の家具と同様の処分を行っています。もし仏壇自体の供養をご希望の場合には、提携している多摩堂という供養会社にて供養(合同供養)を行います。
仏壇は、自治体の粗大ごみとして出す方法もありますが、ご自身で運び出すのはなかなか大変なものです。その場合は、弊社スタッフがご自宅にうかがい、回収処分いたします。
仏壇に置かれていたご本尊や位牌は、菩提寺などの寺院や仏具店で供養してもらいましょう。もちろん、弊社でも承れます。
参考
https://www.yoriso.com/sogi/article/heigan-kuyo/
https://www.e-butsudan.com/guide/251/
https://www.famille-kazokusou.com/magazine/after/280