2024年2月12日
断捨離を効果的に進めるために
近年、メディアでも頻繁に取り上げられるようになったことの一つに「断捨離」があります。断捨離には、1.新たに手に入れようとする物を「断」つ、2.不要な物を「捨」てる、3.物に対する執着を「離」す、といった意味があります。
生前整理の一つとして、いざ、断捨離を実行しようと思っても、どうしても捨てられない物があったり、欲しい物を次から次へと買ってしまったりするなど、いっこうに実行できていない人たちが少なからずいらっしゃるようです。
では、断捨離を効果的に進めるためにはどうしたらよいのでしょうか。
最終的には、本人の決断次第ですが、どうしても決断できない場合は次の二つのことを考えてみてはいかがなものでしょうか。
●自分自身の命と物の価値を比較する
●物の使用頻度と製品寿命
1.自分の命と物の価値を比較する
いま、家の中にある物のうち、ご自身がこれから生きていくうえで本当に必要な物、大切な物はどのくらいあるでしょうか。
ご自身にとって絶対に「必要な物」「大切な物」はあるかと思いますが、問題は「必要な物」「大切な物」と判断した物の量です。
あまりにも多い場合は、一度、ご自身の命の次に本当に必要かどうか、考えてみることをお勧めします。特に、施設に入居する場合は、スペースの関係上、持っていける荷物の量は限られてしまいます。ご家族ともよく話し合って決めるのもいいでしょう。
ところで、今年1月2日に起きた羽田空港での事故では、残念ながら海上保安機の乗組員5人が亡くなってしまったものの、日本航空の乗客、乗務員には1人も死者が出ませんでした。
乗務員の的確な判断と乗客への配慮の成果と言えますが、惨事に至らずに済んだ要因の一つに、機内から荷物を持たずに脱出できたことが挙げられるのではないかと思います。実際、乗務員が乗客に対し、「荷物を持たないでください!」と大声で呼びかけていたそうです。
事故に遭遇した時、荷物を持って逃げたくなるところですが、命にかかわるような状況の時は、即座に自分の荷物を捨てる、あきらめることが必要です。
2.物の使用頻度と製品寿命
私たちの日常生活において、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器などは、まさに生活必需品といえるものです。これらの生活家電に対し、ストーブ、こたつや扇風機など、季節に応じて使用する物、スポーツ用品、楽器、洋服など、所有する人の意思と行動によって使用頻度が変化する物が存在します。
断捨離を進めるうえで、それぞれどのくらいの頻度で使う物なのかチェックしてみることをお勧めします。何年も使わなかった、あるいは「いつかそのうち必要になるだろう」といった物は、処分するか、他人に譲ることを考えてみましょう。
また、人間に寿命があるように、どのような物にも製品寿命というものがあります。しばらく使っていなくても経年劣化が発生する消耗品です。
古い物から順番に処分を考えてみてはいかがでしょうか。3年以上使っている大型の家電、家具を処分するだけでも、お部屋のスペースが一気にできるかもしれません。
統計によると、家電製品の場合、安全に使用できる期間が洗濯機は6年、冷蔵庫は9年、電子レンジは6年というデータがあります。
(参考:全国家庭電気製品公正取引協議会 別表3 補修用性能部品表示対象品目と保有期間)
このことから家電製品は、長く使っても10年くらいを使用期限の目安と考えてよさそうです。
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