2021年12月5日
空き家の中の大切な物
今回は空き家の片づけのお話です。場所は神奈川県大和市です。
私どもの遺品整理、生前整理、ゴミ屋敷の片づけの作業では、捨ててはいけない物を誤って捨ててしまわないよう注意して行っております。当たり前のことではありますが、捨ててはいけない物とは次に挙げられる物です。
- お客様が「残しておいて欲しい」と言われたお品物
- 作業中、発見した貴重品、金品など
「残しておいて欲しい」と言われるお品物には、たとえば写真があります。想い出の一つになっている大切な物ですね。また、現金やキャッシュカード、通帳などを発見することもございます。こうしたお客様の大切な物は、ゴミと一緒に捨てたりせず、必ずお返ししております。特に、空き家については、ご依頼されたお客様自身も何がどこにあるのかわからないため、誤って大切な物を捨ててしまうことのないよう注意が必要です。
さて今回、ご依頼されたお客様の実家は、1階が店舗、2階が6畳二間の和室です。長年、空き家の状態となっていた現場です。いわゆる「店舗付き住宅」または「店舗併用住宅」と呼ばれる住居です。
お店の跡と思われるところには、業務用の冷蔵庫が2台、家庭用の冷蔵庫が2台ありました。お店がスナックだったらしく、ビール瓶やウイスキーのボトル、調理器具などが所々に置かれてありました。冷蔵庫は昭和のナショナル(現パナソニック)製の冷蔵庫でした。お店を閉店してからかなりの年月が経っていたようです。
現場では、まず冷蔵庫などの大型の家電、家具の撤去を行いました。
細かいゴミについては、お客様ご自身で処分するとのことでした。処分にかかる費用をなるべく抑えたいという、お客様のご意向を尊重したうえで私どもはご依頼を承りました。
とはいえ、空き家の状態だった家です。お客様によると、細かい物でも押し入れの中や天袋の中は何があるのかわからないそうです。そこで、押し入れの中や天袋の中は、必要な物と捨てる物とを分けて欲しいとのご要望をいただき、作業を行うことになりました。
特に、写真については「残しておいて欲しい」とのご要望をいただきました。処分するゴミと混じらないよう、確認しながらの分別の作業です。押し入れの中にあった、書類入れを確認してみるとキャッシュカードや鍵がありました。それらはお客様にすみやかにお渡ししました。押し入れの中は、ホコリだけでなく、ネズミのフンもたくさん散らばっていました。それらもいとうことなく掃いて処分しました。
一方、分別の作業を行っていると、懐かしい物もたくさん出てきます。お客様やご兄弟の使われていたノート、日記、スポーツ用品、楽譜などです。お客様に念のため確認のうえで処分しました。
作業員2名で、約3時間で作業を無事完了することができました。お客様から感謝の言葉もいただきました。最後までご一読いただきありがとうございました。
相模原市、大和市、座間市、綾瀬市、海老名市、厚木市の遺品整理はニシダサービスへお任せください。
TEL:0120-964-751
現地訪問見積、お電話、メールでのお見積、ご相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。