2023年9月5日
遺品整理のタイミングについて考える
家族や身内の方がお亡くなりになったあと、遺された家族には様々なやるべきことが発生してしまいます。葬儀や法要といった仏事、銀行口座や保険といった財産に関する清算、公的機関への届け出など、数多ある手続きや作業の一つに「遺品整理」があります。
「遺品整理」とは故人が生前に使用していた衣服や家財、思い出の品など家中にあるモノを遺品と不用品の分別・処分をして部屋の片付けをすることですが、そのタイミングや優先順位はどのような位置づけなのでしょうか?
今回は終活に関する情報発信しているメディアが行ったアンケート調査を基に、始めるタイミング、優先順位について考えてみたいと思います。
<参考文献>
【200名に聞いた】遺品整理を始めたタイミングはいつ?ありがちなトラブルについても調査
●「葬儀後から2ヶ月程度以内」が約7割
調査結果によると「葬儀が終わってから2ヶ月程度」で実施しており上位3位にランクインしております。
全体7割を占める割合となっていたようです。実施理由を見てみると、
・借家・賃貸物件など時間的な理由が伴っている場合
・ごみ屋敷や事故現場など衛生面の理由
・遠方による距離的な問題やご家族の集まるタイミングを考慮
などが挙げられており、早期に解決せざるを得ない事情があったと伺えます。
●4番目は「1年以上」で約1割程度
上位3つが葬儀後から近い日付順に実施していることとは対照的に「1年以上」が4番目にランクインしています。
・気持ちの整理に時間がかかった
・家族間の意思決定が思うように進まない
といった理由が挙げられており、心情的な整理やご家族との意思決定から長期化してしまう様子が伺えます。
全体の約10%という結果は少し意外なように感じるかもしれないですが、明確な期日がないからこそご自身や関係するご家族のご意向に沿ってじっくり考えることも必要だと言えるようです。
●大変だったことは「想像以上に時間がかかる」こと
この調査では遺品整理で「大変だと感じたこと」についてもアンケートが行われています。
遺品整理をした時期に関係なく「想像以上に時間がかかった」という回答が一番多く、他の理由の倍以上回答数を受けていました。
物量の多さや家屋の掃除が伴う肉体的負担に加えて、故人の所有物を扱うため精神的負担が伴うことが一般的なお片付けと異なる点と纏められています。
このように遺品整理を実施するタイミングは、建物の状態、維持に伴うコスト、遺された家族の意思決定など、様々な条件から優先度が違ってくることが伺えます。
遺品整理を巡ってご親族間の関係にヒビが入ることは故人の方も望まないことだと思われますので、関係する人同士の納得、合意があって進めることが大切なことと言えそうです。
様々な負担が伴う遺品整理の作業ですので、ご自身が納得できるところまで作業を進め、体力的負荷の大きい処分を不用品回収の会社にご依頼いただく方法もございます。
短期間での集中的な作業だけでなく、長期的・定期的な回収のご相談、空き家管理(清掃、草刈り)などご希望のスケジュール・ご予算に合わせたカスタマイズができることも業者に頼るメリットとも言えます。
備えあれば憂いなしではないですが、後回しになっているような状況でも、予算等の出来る限りのご準備を進めるのはいかがでしょうか?
遺品整理や不用品回収のご相談は、下記までご連絡をお願いいたします。
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